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体験ダイビングで上手く潜るコツ!正しい姿勢で水中バランスをキープ!【初心者必見】
体験ダイビングの正しい姿勢とバランスキープ術!
こんにちは!宮古島のダイビングショップ「ガイド屋さん」です。
体験ダイビングの経験がある方で、こんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
- 水中でバランスをとるのが難しかった。
- バランスを崩し、仰向けにひっくり返ってしまった。
- 自分の思い通りに泳げなかった。
- 浮いたり沈んだりした
- 自分で前に進めず、ずっとインストラクターに引っ張ってもらった。
体験ダイビングに参加する初心者の方が、ダイビング器材を装着した状態でバランスを維持するのはとても大変です。
しかし、ちょっとしたコツを意識するだけで、体験ダイビングでのバランス感覚は大幅に改善できます!
そこで今回は、以前の体験ダイビングで上記のような悩みをお持ちの方や、初めての体験ダイビングが自分にできるか不安な方のために、体験ダイビング中の正しい姿勢とバランスのとり方について解説します。
体験ダイビング専門店のダイビングガイド歴20年の現役インストラクターが、今までたくさんのお客様をご案内する中で培った経験を生かして、上手に潜るために必要な正しい姿勢とバランスの取り方について徹底解説したいと思います!
ライセンスをお持ちでない方が対象の体験ダビングコースと、ライセンスをお持ちの方が参加するファンダイビングコースで、水中での適したバランスのとり方や注意する点が異なります。
今回は、体験ダイビングでの理想的な水中姿勢とバランスのとり方に的を絞って、初心者の方にも分かりやすく説明したいと思います。
体験ダイビング中の姿勢とバランスキープ術をマスターして、より多くの方が体験ダイビングを安心安全快適に楽しんでいただけるよう願っています。
体験ダイビング中バランスのとりやすい姿勢は、
- 水面での練習時&海に潜っていく潜降時
- 完全に水中で潜ってダイビングしているとき
2つ場面で異なります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
水面、潜降での正しい姿勢、バランスキープ術
水面編
体験ダイビングでは潜る前にまず、水面で基本的なダイビングスキルの練習をします。
- ダイビング器材を使った正しい口呼吸法
- 口に水が入った時の対処法
- マスクに水が入った時の対処法
- 耳抜き
それぞれのダイビングスキルについては、こちらをご覧ください。
体験ダイビング前に上記の基本ダイビングスキルの予習をしておくと、体験ダイビングの安全性と満足度がぐんとアップしますので、お時間があるときに読んでおくのをオススメします!
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水面でスキル練習をスムーズに行うためには、正しい姿勢でバランスをキープすることが大切です。
初心者ダイバーが水面でバランスをキープするコツは、
- 体の力を抜く
- 立ち姿勢or前傾姿勢を意識する
- 足が前に上がって仰向けにならないように注意
- ロープにしがみつかない。
それぞれ説明します。
立ち姿勢or前傾姿勢をキープ
体験ダイビングでは、背中に約13キロのダイビングの器材を背負います。
腰には3キロ程のウエイト(重り)を巻いています。
体の後方(背中側)が重いので、水面で後ろに倒れて仰向けにバランスを崩してしまう方が多くいらっしゃいます。
特に両足が前に浮き上がって完全に仰向けの状態になってしまうことがよくあります。
水面で足が前に浮き上がり仰向けの状態になってしまうと、背中から水中に沈んでしまうのではという恐怖心から、ロープにしがみつきさらにバランスを崩してしまうことになります。
水面で後方に身体が倒れて仰向けにならないよう、足が前に浮き上がらないように意識しましょう。
具体的なコツは、水泳教室のビートバンを持つ要領で、ダイビングボートのハシゴや設置されているロープを両手で持ち、両足を斜め後ろに伸ばして、うつぶせ気味の前傾姿勢を意識することです。
そして体の力を抜き、落ち着いて顔を水面につけて海の中を覗いてみましょう。
そうすることで、足は前に浮き上がらず、後ろに仰向けにひっくり返ることなく、自然と前傾姿勢をキープできるようになります。
落ち着いて水面に顔を付け海底を覗いてみてください。
目の前に、きっとすばらしい海の中の景色が目の前に広がっているはずです。
水面で正しい姿勢をキープしてバランスが安定すると、気持ちが落ちつき呼吸も安定します。水面でのダイビングスキルの基本練習も、きっとスムーズに行えるはずです!
潜降編
水面での基本スキルの練習が終わったら、水面から海底へ向かって潜っていきます(潜降)。
体験ダイビングでは、ダイビングボートから海底まで伸びたロープ伝いに潜降するのが一般的です。
体験ダイビングの潜降でバランスをキープするコツは、水面でのバランスのとり方に似ています。
- 立ち姿勢or前傾姿勢を意識する
- 足が前に上がって仰向けにならないように注意
- ロープにしがみつかない。
- 激しく立ち泳ぎをしない
- 頭から潜らず、足が下の状態で潜降する。
①②③は水面でのバランスのとり方を参考にして下さい。
潜降の時はうつぶせにならないように注意しましょう。
潜降の時うつぶせになると水の抵抗を全身で受けることになります。
水の抵抗を全身で受けると、なかなか身体が沈みません。
ロープを手繰って無理に下へ潜ろうとすると、体に力が入ってしまいバランスが崩れ、上手く潜降できない結果となります。
潜降のときの姿勢は、うつぶせではなく、両足が真下、もしくは斜め後ろの位置にキープして、立ち姿勢を意識しましょう。
『激しく立ち泳ぎをしない』について
潜降中に激しく立ち泳ぎをしてしまうと、海底まで沈めず潜降できません。
足を激しく動かすことで息苦しさを感じ、途中で潜降をあきらめて、水面に浮上してしまうこともあります。
潜降中、足は動かさず少し前かがみの前傾姿勢をキープして、両足は真下か斜め後ろに伸ばしましょう。
足は極力動かさないようにしましょう。
どうしても足が動いてしまうときは、激しく立ち泳ぎをせず、疲れないようゆっくりと動かすよう心掛けて下さい。
『頭から潜らず、足が下の状態で潜降する』について
頭から逆さまの状態で潜降する潜り方をヘッドファースト潜降といます。
逆に足を下の状態にして足先から潜降する潜り方をフィートファースト潜降といいます。
体験ダイビングの潜降では、必ずフィートファーストで潜降しましょう。
潜降での理想の姿勢は、身体が直立の状態よりも少し前傾姿勢で、両足は斜め後ろに伸ばし、両手でロープをゆっくりと手繰りながら、足先から先行するフィートファースト潜降です。
水中でのバランスキープ術
海底まで潜降したあと、水中でバランスをキープするコツは、水中で止まっているときと、水中を移動(泳ぐ)する時で少し違います。
停止時
- うつぶせ姿勢
- 両足は後ろに伸ばす
- 両手を肩幅より少し広げて海底につかまる
- 体の力を抜き息をしっかり吐く
- 視線は下ではなく前を見る
- 背負っているタンクを背骨の真上に来るように左右のバランスをキープする
体験ダイビング中、水中で停止しているときは、お腹、手のひら足の甲が下になるようにうつ伏せつの状態をキープするよう心がけましょう。
足は後ろに伸ばして、床で腕立て伏せをするような体勢をイメージしてみて下さい。
体験ダイビング中に水底にうつ伏せの体勢になってバランスをキープするには、肺の中にある空気(息)をしっかりと全部吐くことがとても大切です。
肺の中の息をしっかり吐くと体が下に沈みます。
逆に息を吸うと体が徐々に浮きます。
これは肺が浮き輪のような役割を果たしていて、息を吐くと浮き輪の空気が抜けた状態になり浮力がなくなって体が自然と下に沈むためです。
体験ダイビング中に息をしっかりと全部吐くことは、水中でうつ伏せの状態でバランスをキープする面でも、水中で呼吸を整える面でもとても大切になります。
『体験ダイビング中はしっかりと息を全部吐く』このことをよく覚えておいて下さい。
体験ダイビング中うつ伏せの状態ががキープできたら、次は左右のバランスが大切です。
背中に背負っているタンクを背中の中央にキープするようなイメージで左右のバランスをとってみましょう。
体験ダイビング中、もし左右のどちらか一方に重心が傾いてバランスを崩しそうになったら、なるべく早めに両脇を締めて背中にタンクを反対側へ移動させるイメージでリカバリーしましょう。
移動時
- うつ伏せ
- 両手は左右対称の位置をキープ
- 両足は後ろに伸ばし、可能ならゆっくりバタ足
- タンクが背骨の真上からズレないよう左右のバランスをキープ。
- 息をしっかり全部吐く
- 目線は前
体験ダイビングの水中移動は、お腹、手のひら、足の甲が海底を向いたうつ伏せの姿勢をキープしましょう。
両足は膝を曲げずに後ろに伸ばし、可能ならゆっくりバタ足で泳いでみて下さい。
泳ぐときは、疲れないようにゆっくり泳ぐことが大切です。
移動中は、潜降の時のように立ち姿勢にならないように、注意してください。
立ち姿勢でバタ足をしてしまうと、立ち泳ぎになってしまい、水面に向かって体が浮上してしまいます。
余裕がなく泳ぐことができないときは、両手を肩幅くらいに広げ、海底の岩をつかみながらハイハイして前に進みましょう。
泳ぐときと一緒で前に進むスピードは、疲れないようにゆっくりです。
移動中、息をしっかりと吐き、両手両腕が左右対称の位置にくる姿勢で、身体全体の水中バランスをキープしましょう。
体験ダイビング中、左右のバランスを崩してひっくり返ってしまいそうになるお客様が多くいらっしゃいます。
しかし、そのトラブルは劇的に減らすことが出来ます。
体験ダイビング中バランスを崩してひっくり返るのを防ぐ方法は、息をしっかりと吐き、両手両腕を左右対称の位置にくる姿勢を意識して、身体全体、左右のバランスを取ることです。
背中に背負っているタンクが、背骨の真上からズレて左右のどちらか一方に偏ってしまわないように注意しましょう。
両手両腕を左右対称の位置にキープして、水中でひっくり返らないように身体全体のバランスをキープしましょう。
もし体験ダイビング中にバランスを崩して、身体の重心が左右のどちらかに偏り、仰向けにひっくり返ってしまても、焦らないでくださいね。
呼吸も出来るし、すぐに元のうつ伏せ姿勢をリカバリーすることができます。
ひっくり返ってしまった場合は、正面に起き上がるのではなく、寝返りを打つように左右どちらかに体を回転させて、仰向けからうつ伏せの姿勢にリカバリーしましょう。
自分でリカバリーできないときは、そのままでいてください。
インストラクターが優しくあなたの体を、仰向けの体勢からうつ伏せ姿勢にリカバリーしてくれます。
移動中も、息をしっかりと吐くことが大切です。
息を吐くと、身体の浮力が減り沈みます。
体験ダイビングでは、フワフワと体が浮く状態よりも、少し沈んむマイナス浮力の状態の方が一般的にバランスが安定します。
バランスを安定させる面でも、呼吸整える面でも、しっかりと息を吐くことが体験ダイビングではとても重要なのです。
まとめ
体験ダイビングで上手く潜るコツ!正しい姿勢で水中バランスをキープ!【初心者必見】と題して、体験ダイビング中の各場面ごとに正しい姿勢とバランスの取り方について説明しました。
体験ダイビング専門店のダイビングガイド歴20年の現役インストラクターが、実際にお客様をご案内させて頂く中で導き出した体験ダイビングのコツです。
今回の内容を事前に予習をしておくと、当日の体験ダイビングがとても楽しい思い出になるはずです。
実際のツアーで役立つ内容となっていますので、是非参考にして下さい。
それでは、また今度!
次回も体験ダイビングに役立つ情報をお伝えたいと思います!
Google口コミ4.9(400件以上)、トリップアドバイザーで宮古島のダイビングショップNo.1
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