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ダイビングの正しい呼吸方法【ダイビングインストラクターが徹底解説!】
ダイビングと呼吸
こんにちは。
宮古島のダイビングショップ「ガイド屋さん」です。
ダイビングの経験のない方は、水中で呼吸する感覚が、いまいちイメージできないのではないでしょうか?
- ダイビングの映像や写真は見たことあるけど、海の中でどうやって呼吸しているの?
- 海の中でも陸と同じように呼吸が出来るの?
- 自分にダイビングができるか心配…
- ダイビングのとき息苦しく感じたりしないの?
など、ダイビングと呼吸について、疑問や質問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
ダイビングのライセンスを持っている方でも、ダイビングと呼吸について、ストレスのある方がいるのではないでしょうか。
安全にダイビングを楽しむ上で、ダイビング中の正しい呼吸法を身につけることはとても重要です。
そこで今回は、ダイビングで快適に呼吸ができる方法について、詳しくお伝えしたいと思います。
宮古島の初心者専門ダイビングショップのインストラクターとして、今までの経験で培ったダイビングと呼吸についての知識を、わかりやすく説明したいと思います。
興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。
ダイビングでの正しい呼吸法を身につけて、快適なダイビングライフをお楽しみください!
ダイビング中は口呼吸
ダイビング器材を使えば、陸と同じように海の中で呼吸ができます。
レギュレーターという水中で呼吸ができる器材を口にくわえて、ダイビング中は常に口呼吸をします。
鼻は水中マスク(ゴーグル)で覆われているので、ダイビング中の呼吸は、口から吸って口から吐く『口呼吸』になるのです。
ダイビングで快適な呼吸法を身につけるには、まず口呼吸に慣れることが大切です。
そこで、まずは、ダイビングでの口呼吸のコツをご紹介します。
ダイビングでの口呼吸のコツ
- レギュレーター(呼吸器材)のマウスピースを咥えたら、息を吸う前にまず、肺の中の息をすべて吐く。
- 吸った息は口から全部吐ききる
- 吐くときは、勢いよ口からく吐く
- 鼻から息を吐かないように注意する
- 息を吐きながら全身の力を抜く
- 息を吸うときは、細く長めに沢山吸うく
水中では、深くゆっくりとした深呼吸のような口呼吸を心がけましょう。
ダイビング中は、息を止めずに常に深くゆっくりとした口呼吸を続けることが大切です。
3秒くらいかけて、口からゆっくりと細く長めに、息を吸いましょう。
その後、3,4秒かけて肺の中の空気を、口から全て、勢いよく吐きましょう。
息を全部吐ききることが、体験ダイビングの口呼吸のコツです。
口から息を吐きながら、上半身、特に首周りや肩周りの力を抜いて、リラックスしましょう。
首や肩の力を抜くことで、ダイビング中の耳抜きもやりやすくなりますよ。
あわせて読みたい関連記事
耳抜きについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
『耳抜きの方法とコツをダイビングインストラクターが徹底解説!【苦手な方必見!】』
興味のある方は参考にしてくださいね。
息苦しくなる原因
ダイビング中、息苦しく感じることがたまにあります。
現場で初心者のお客様を見ていてよくある、息苦しくなる原因をまとめてみました。
- 息を吐く量が十分でない
- 速くて浅い呼吸を繰り返した
- 極端なオーバーウエート
- 激しい運動(泳いだ)
- ダイビングに対して精神的な不安要素がある
極端なオーバーウエイトは避けましょう。
自分の適正ウエイト量が分からない方は、ガイドに相談してみるといいです。
陸上でも、走ると息切れするように、水中でも激しい動きをすると息苦しさを感じてしまいます。
体験ダイビング中は意識して、ゆっくりとスローモーションで動きましょう。
ジンベイザメのように、ゆったり優雅に水中世界を楽しんでくださいね
息苦しくなった時の対処法
ダイビング中、息苦しさを感じたときのは、慌てずに以下の手順で対処しましょう。
- 何かにつかまるなどして、身体を安定させ動きを止める
- 肺の中の古い空気を全て吐き出すつもりで、口から大きく息を吐く
- 新鮮な空気を体に入れるイメージで、大きく息を吸う
- アゴと肩の力を抜いて、大きく深呼吸を2、3回続ける
- 信頼のおけるインストラクターが側にいるから、大丈夫だと言い聞かせる
息をしっかり吐くことが大切!
しっかり息を吐かずに、吸ったり吐いたり浅くて速い呼吸を続けると、息苦しさを感じてしまいます。
ダイビングで、息を全部吐く必要があるのは、肺で消費された酸素濃度の低い空気と、酸素濃度の高い新鮮な空気の交換を効率よく行わないといけないからです。
息を吸って肺に取り入れられた空気は、体内で消費され酸素濃度が低くなります。
息をしっかり吐かずに、酸素濃度の低い空気が肺の中にいつまでも残ったままだと、息ぐるしさ感じてしまいます。
息を全部吐くことで、体内で消費された酸素濃度の低い空気を体の外に出し、新たに酸素濃度の高い新鮮な空気を、体の中に取り入れる必要があるのです。
吐いた空気の量と、次に吸うことのできる空気の量はほぼ同じです。
たくさん息を吐いたら、次の呼吸で新鮮な空気をたくさん吸うことができます。
しかし、少ししか吐かない方は、次の呼吸で少ししか新鮮な空気を吸うことができません。
そのため、少ししか吐かない方は、十分な空気を体の中に取り入れることができず、ダイビング中息苦しさを感じてしまうのです。
不安要素を克服すると呼吸が楽になる
ダイビングに対して強い不安があると、呼吸はうまくできていても、息苦しいような気がしてしまうことがあります。
まず、具体的に何が不安なのかを明確にしましょう。
具体的な不安要素がはっきりしたら、ダイビング前に担当ガイドに伝えておきましょう。
不安がある方は、少人数チームでダイビングができる初心者向けのショップを選ぶことが大切です。
少人数チームで、信頼できるインストラクターと、繰り返し練習することで、水に対する恐怖心やダイビングの不安要素は、少しずつ克服できます。
ダイビングに対する不安感、恐怖心が減れば、ダイビング中の呼吸がとても楽になりますよ。
ダイビングでは、正しい口呼吸のパターンで呼吸を整え、メンタルを安定させることが大切です。
そうすれば、リラックスしてダイビングを楽しむことがでるようになりますよ!
限界まで我慢しない
息苦しさを限界まで我慢しないことも大切です。
このままだと息苦しくなりそうだなと感じた時点で、るべく早い段階で上の対処法を行い、正しい呼吸パターンを取り戻しましょう。
インストラクターやバディに、自分が息苦しいことを、ハンドシグナルや水中スレートを使って伝えることも大切です。
ダイビング中に息苦しくなっても、一人で一気に水面まで急浮上しないようにしましょう。
浮上したいときは、まず、インストラクターやバディに、浮上したいことを伝えましょう。
浮上速度と水面の安全を確認し、インストラクターやバディと一緒に、安全なスピードで浮上しましょう。
陸でのイメージトレーニングも大切
陸上でも口呼吸の練習ができます。
ダイビングの一週間くらい前から、陸上で口呼吸の練習をしておくのがおすすめです。
まずは陸上で、ゆっくり深い呼吸を意識して、口から息をしっかり吐ききる練習をやってみましょう。
シュノーケルをお持ちの方は、お風呂でシュノーケルを咥えて顔を付け、口呼吸の練習をやってみるのも効果的です。
事前にイメージトレーニングをしておくと、ダイビング本番で口呼吸が上手くいきます。
口呼吸がスムーズにでき、息苦しさを感じることなく、快適に水中世界を楽しむことが出来るはずです!
ダイビング当日までにお時間がある方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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