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マスククリアのコツ【初心者必見のダイビングスキルをダイビングインストラクターが徹底解説!】
マスククリアのコツ。インストラクターが徹底解説【初心者必見】
マスククリアとは
こんにちは。
宮古島のダイビングショップ「ガイド屋さん」です。
マスククリアとは、ダイビング中にマスクの中に入った海水を、水中でマスクの外に出すダイビングスキルです。
マスククリアは、ダイバーにとってとても重要なダイビングスキルの一つです。
初心者向けツアーを専門に行っているガイド屋さんで、日々お客様のガイドをしていて感じることがあります。
それは、マスククリアが苦手なダイバーの方が、非常に多いことです。
ライセンスをお持ちの方でもマスククリアについて、悩みやストレスをお持ちのダイバーは多いのではないでしょうか?
初心者向けファンダイビング、体験ダイビングツアーで、お客様が苦手なダイビングスキルのトップ3に、マスククリアは必ずランクインしています。
そこで、初心者ダイバーがマスククリアのストレスなく安心してダイビングを楽しんでいただけるよう、ダイビングガイド歴20年の現役インストラクターがこれまで沢山の初心者ダイバーをご案内する中で培った経験を活かし、ダイビングの教科書には載っていない、現場でよく使うマスククリアのちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。
マスククリアを成功させる心理的準備
マスククリアの方法を覚える前に、『ダイビング中は少なからずマスクの中に水が入ってくる』ということを、あらかじめ想定しておくことがとても大切です。
この心の準備が、マスククリアのスキルを身につけて頂くうえで、とても大切です。
ダイビング中、マスクに水が入ってこないと思っていて、急にマスクの中に水が入ってきてしまうと、慌ててトラブルになるケースが多いのです。
マスクのトラブルを回避して、快適にダイビングを楽しむためには、ダイビング中は少なからず、マスクの中に水が入ってくる!ということを想定しておく心理的な準備がとても大切なのです。
しかし、マスクの中に水が入ってくることを受け入れていたとしても、少なからず窒息感や閉塞感を感じる場合がありますので、マスククリアの際は慌てず深く大きな深呼吸を心掛けることが大切です。
マスククリアの方法
具体的なマスククリアの方法に入る前に、マスククリアの呼吸法についてお伝えします。
マスククリアの呼吸方法
ダイビング用のマスクは、水泳のゴーグルと違って鼻も覆われているタイプなので、ダイビングの呼吸法は、口から息を吸って口から息を吐く口呼吸が基本になります。
ダイビングの呼吸法については、『ダイビングでの正しい呼吸』のページで詳しく説明しています。
さらに詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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ダイビング中の呼吸は口呼吸ですが、マスククリアのときはちょっと違っています。
マスククリアのときの呼吸法は、口から息を吸って鼻から息を吐く方法になります。
口から吸い上げた空気を、鼻から優しく長めに吐きましょう。
ポイントは鼻から優しく3秒ほどかけて長めに息を吐くことです。
鼻から息を吐くときは、勢いよく短めに単発で吐くよりも、優しく長めに3秒ほどかけて吐くよう心掛けましょう。
マスクを顔にセットした状態で、鼻から息を出すことがどうしても苦手な方がいます。
そんな方はまず、顔にマスクを着けていない状態で、口から息を吸って鼻から優しく3秒かけて息を吐く練習を数回繰り返し、鼻から息を吐く事に慣れることから始めるといいですよ。
マスククリアの手順
それでは、実際にマスククリアの方法を、順を追ってお伝えしたい思います。
ダイビング中、マスクの中に水が入ってきたら・・・
- まず、ダイビング中マスクに水は入ってくるものだとを思い出してください。
深呼吸をして慌てないようにしましょう。
鼻から水を飲まないように注意しましょう。 - マスク上部のフレームを両手で正面から顔の方に向けて、斜め下に顔の方へ軽く押し付けます。
- 2の状態を保ったまま、息を口から吸って、鼻から優しく3秒ほどかけて長めに吐きましょう。
この時、マスクの下の部分から、マスク内の水を鼻息と一緒に出すイメージで、鼻から息を吐きましょう。 - 少し水が残っているようなら、斜め上を見上げて3,4を繰り返しやりましょう。
- それでも水が残っているようなら、慌てずに1~4を繰り返し行いましょう。
1回やって海水がマスク内に残っている場合でも慌てず、1~4を繰り返し行いましょう。 - それでもマスクの中に水が残ったままの場合は、インストラクターに向けてマスクを指さして、トラブルを伝えましょう。
マスククリアでよくある失敗
- 鼻からではなく口から息を吐いてしまう。
- 鼻から吐く息の量が少ない。単発的に勢いよく鼻から息を吐いてしまう。
- マスクを顔に押し付ける際、下向きではなく上に向けて押さえてしまい、マスクが上にずれて鼻とマスクの間に隙間ができてしまう。
体験ダイビングや、初心者向けファンダイビングツアーで、こんなマスククリアの失敗例をよく見かけるので注意してくださいね。
マスクに入ってくる水を最小限に抑えるには
自分の顔にフィットしたマスクを選びましょう
自分の顔にフィットしたマスクを選ぶことで、マスクの中に入ってくる水の量を最小限に抑えることができます。
では、どんなマスクが自分に合っているのか、マスク選びのポイントをお伝えします。
ダイビングマスク選びのポイント
- ストラップを後頭部のかけずにマスクを顔にあてます。
- 鼻から軽く息を吸い、息を止めてマスクから手を放てみましょう。鼻から息を吸う際、軽く吸うのがポイントです。力ずよく吸って無理やり吸い付けるのはよくありません。
- そのままの状態で顔を左右に振って、マスクが落ちなければ顔にフィットしている証拠です。
お勧めのマスクは
宮古島で長年ダイビングインストラクターの仕事に携わっているなかで、様々なマスクを使う機会がありました。
フリーのダイビングインストラクターとして、いろんなダイビングショップに出入りしてガイドした時期も長かったので、宮古島の他ショップさんのレンタル器材も使わせて頂きました。
その経験をもとに、初心者の方にお勧めのダイビングマスクをご紹介します。
ズバリおすすめのマスクは、GULLさんのマスクです。
マスクの正しいセット方法
マスクを顔に装着するときの注意点がいくつかあります。
- マスクと顔の間に、髪の毛を挟まないように注意しましょう
- シリコンの一番外側が、内側にめくれないようにセットしよう
- 上唇の少し上にシリコンがくるよう、マスクを下げましょう
- ストラップの締め付け過ぎに注意して、捻じれのないように、後頭部の一番出ているところか、少し下にセットしよう
- 髪を束ねている方は、一番下で束ねてその上にマスクのストラップをセットしましょう。
鼻ひげが生えている方は、マスクに水が入りやすいので、可能であればダイビング前に髭を剃っておくといいですよ。
後頭部のストラップの位置は、一般的に後頭部の一番出ている部分にセットするのがいいといわれています。
しかし、顔の形や、頭も形は、人によって様々です。
人によっては、後頭部の一番出ているところよりも下にセットしたほうが、水が入ってきにくい方もいます。
いろいろ試して、自分に最適なストラップの位置を見つけましょう。
ダイビング中の呼吸に気を付けましょう
ダイビング中は口呼吸になります。
ダイビング中、鼻から息を吐いてしまうと、マスクに水が入りやすくなります。ダイビング中は、常に口呼吸を心掛けましょう。
口元の形、表情の変化、緊張による力みにも気を付けると、マスクの中に水が入りにくくなります。
爆笑したり、口の形が『い』の形になると、法令線のシワからマスクに水が入ってきます。
口の形は『う』の形で、笑うときは爆笑までせず、微笑むくらいにとどめておきましょう。
まとめ
以上、ガイド屋さんのダイビングガイド歴20年の現役インストラクターが、マスククリアの方法と予防策、マスククリアのよくある失敗例、自分に合ったマスク選びのポイントなどをお伝えしました。
ダイビング中にマスクに水が入ってきたときは、今回お伝えしたことを参考にして、マスククリアをやってみてください。
マスククリアの方法と予防策を身に着けて、快適なダイビングをお楽しみください!
Google口コミ4.9(400件以上)、トリップアドバイザーで宮古島のダイビングショップNo.1
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